「堺刃物」の伝統を継承。包丁・ナイフ・篆刻刀・各種刃物の製造販売


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”刃物あれこれ”

刃物あれこれ(2)〜包丁の天敵は…(17/08/08)

カテゴリー名:”刃物あれこれ”


皆さん、包丁はどのように洗っていますか?

包丁を洗う際に絶対にやってはいけないことがあります。


それは、「食洗機を使うこと」です。


包丁の柄の内部は乾きにくいので、食洗機のように包丁を丸ごと水に浸してしまうと、乾燥させたつもりでも内部では水分が残ったままになります。

そこから錆が発生して少しずつ腐食されていってしまうんです。

これは錆びにくいといわれているステンレス製の包丁でも起きてしまいます。

柄に隙間ができていたら、中で錆びているサインかもしれません!


はじめは小さな錆でも、放置していると腐食が進み、金属の内側がボロボロになって額縁のようになってしまうということもあります…。


木の部分であればいくらでも交換できますが、中身がダメになってしまうとどうしようもありません。

そうならないためにも、包丁を洗うときは食洗機を使わずに刃の部分だけを洗ってくださいね。


芦刃物の包丁は柄さえ残っていれば刃がなくなるまでお使いいただけます。

皆さんのご家庭で末永く芦刃物の包丁が活躍してくれること、それが我々の願いです。


ちなみに写真のような状態であればまだ修理できますので、不安であれば手遅れになる前に一度お持ちになってくださいね^^


(芦刃物 ホリバ)




2017/08/08  Comments(0) | Trackback(0)

刃物あれこれ(1) 〜「おしゃかになる」 (08/04/09)

カテゴリー名:”刃物あれこれ”


刃物に関しておもしろい話を見つけましたので、「刃物あれこれ」その1としてご紹介したいと思います。


昨日4月8日はお釈迦様の誕生日。堺の西本願寺境内にも沢山の花と象に乗ったお釈迦様、花御堂と釈迦誕生仏像が祭られていました。

この行事は「灌仏会(かんぶつえ)」などと呼ばれていますが、表題の「おしゃかになる」という表現はこの灌仏会と、さらに鍛冶職人に因むということなんです。


失敗して物をダメにする事を「おしゃかになる」といいますが、これは江戸の鍛冶職人の隠語として、あぶり過ぎて鈍ってダメにしてしまった刃物や金物に対して、江戸っ子訛りで「しがつよかった(火が強かった)」=「四月八日だ」=釈迦の誕生日、というつながりで成立したといことなんですね〜〜〜。んん〜勉強になりました。(芦刃物高田)


photo: 堺西本願寺境内灌仏会の様子


2008/04/09  Comments(8600) | Trackback(0)