「堺刃物」の伝統を継承。包丁・ナイフ・篆刻刀・各種刃物の製造販売


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芦刃物あれこれ(13)〜LOGナイフの製作工程 その3(17/12/09)

カテゴリー名:”芦刃物あれこれ”


前回、コーティングの液にLOGナイフの柄を漬け込むところまで紹介しました。

次の工程はズバリ、「乾かす」 です!

当然ですね笑


コーティング液が浸透したLOGナイフを取り出したら、その名も「LOGナイフ乾かし機」(段ボールを重ねただけですが…)にブスリブスリと突き刺します。


そして、晴れている日には会社の屋上で乾かします。

普段は室内で作業をしているので外の天気は気にしませんが、この時ばかりは頭上に広がる青空を目の当たりにすると「のんびりと本を読んで待ちたい!」という衝動にかられます…笑


柄を乾かしたあとは刃を研いで、LOGのロゴマークを入れたらついに完成です!


今回紹介しきれなかった細かい作業はまだまだあるのですが、LOGナイフが出来上がる様子を少しでも感じてもらえたでしょうか^^


LOGナイフは販売を始めてから30年が経ちました。

そして私がLOGナイフの製作に携わるようになって3年が経っています。


その間も、どうしたら良い商品になるか日々考えながら製作工程の見直しをしてきました。

まだまだ改善の余地はありますし、もっともっと長く愛されるような商品にしていきたいと思っています。


まだ実物を見たことがないという方は、ぜひ一度手に取ってみてください。

そして、気になる点があればなんでもご意見お待ちしております。


LOGナイフの進化はまだまだ止まりません!!


(芦刃物 ホリバ)






2017/12/09  Comments(0) | Trackback(0)

芦刃物あれこれ(12)〜LOGナイフの製作工程 その2(17/12/07)

カテゴリー名:”芦刃物あれこれ”


刃を取り付けられたLOGナイフは、木の節やリベットのデコボコが滑らかになるまでサンドペーパーで磨きます。

何度も何度も磨きます。

文字で書くとそれだけのことですが、サンドペーパーで磨く作業は目の細かさを変えながら同じことを何度も繰り返すので地味極まりない上に結構手間がかかります。


ただし、ここで丁寧に磨けば磨くほど見た目の仕上がりにかなり大きな差が出てくるんです。

どんなことでもそうですが、一見地味な努力が一番大事なんですよね。


そしてコーティングの液に漬け込み、木の内部に浸透するまでひたすら待ちます。

このコーティングによって、天然木でありながら水にも強く長持ちする柄になるのです。


ここまできたら完成まであと一息!


乞うご期待!


(芦刃物 ホリバ)





2017/12/07  Comments(0) | Trackback(0)

芦刃物あれこれ(11)〜LOGナイフの製作工程 その1(17/12/06)

カテゴリー名:”芦刃物あれこれ”


LOGナイフの柄は「割り込み」という方法で作られます。

簡単に言えば、柄に溝を掘って刃をはめ込むという方法です。


刃をはめ込んだ後は、穴をあけ、リベットという金具で固定します。

この作業以降は「失敗=初めからやり直し」になってしまいます。

もうここからずっと緊張です。

一点ものなので、「この木の形おもしろい!」と思ったらなおさら緊張します…笑

ガッチリ固定してしまうので、失敗したら泣く泣く木を割るしかありません。


わが子を育てる気持ちで、大事に大事に、作っていきます。

だからこそ愛着がわいてしまって、誰かの手に渡るときは娘が嫁に行くかのような、うれしさと寂しさの入り混じった不思議な感情が湧き上がってくるのです。

ちなみに私は子供もいなければ、結婚もしていませんが…笑


少し大げさに書きましたが、いろいろな表情を見せてくれる木をLOGナイフにしていくこと、そしてお客様に自分のお気に入りのLOGナイフを見つけてもらえることが一番うれしいのです。


− 続く −


(芦刃物 ホリバ)





2017/12/06  Comments(0) | Trackback(0)