「堺刃物」の伝統を継承。包丁・ナイフ・篆刻刀・各種刃物の製造販売


更新情報やスタッフからのメッセージをお届けします。


LOGナイフ入荷のお知らせ(2017/06/12)

カテゴリー名:更新情報


お久しぶりです。

しばらく更新できていなかった間に夏になろうとしていますね。

夏と言えば山!

山と言えば森!

森の恵みで作られたLOGナイフ入荷のお知らせです!


芦刃物のロングセラー商品の一つであるLOGナイフ。

そのハンドルには天然の木が使われています。

実はLOGナイフを作り始めた当時は、従業員自ら木を拾ってきて製作していたそうですが、現在では北海道の富良野からはるばる木を送っていただいています。


ログナイフに使われている木の種類は実に様々で、皆さんご存知のサクラの木もあればミズナラ、イタヤ、ニレといったあまり聞きなじみのない木まで、その数なんと10種類近くにもなります。

送っていただく時期によっても木の種類が変わるため、富良野から段ボールが届くといつもワクワクしながら開封の儀式を行います。笑

木によって色や質感、枝の曲がり具合が違うので、「どの向きにしたら握りやすいか?」「いかに木の風合いを活かしつつナイフに仕上げるか?」ということを考えながら製作するのは毎回新鮮で非常に楽しい作業です。

ちなみに木によってにおいも違っていて、私はコブシの木を削るときのにおいがたまらなく好きです。笑


ひとつひとつ違う「顔」を持つログナイフは、店頭はもちろんオンラインショップでも一本一本自分の目で写真を確認しながら購入していただくことができます。

しばらく品薄状態でしたが、本日新たに商品が追加されました!

同じものは2本とないログナイフ、ぜひあなただけの特別な一本を見つけてください^^


ご購入はこちらから↓
http://www.ashihamono.com/products/log.html






2017/06/12  Comments(123) | Trackback(0)

とうふすくいを作りました(2017/05/02)

カテゴリー名:*その他


芦刃物製作所の向かいにはSPinniNG MiLLさんというイベントスペースがあります。

明治に建てられた紡績工場の社屋を再利用した、レンガ造りのオシャレな建物で、写真スタジオをはじめ、フリーマーケットや各種イベントを精力的におこなっています。

先日、そのSPinniNG MiLLさん主催の「とうふすくいを作るワークショップ」に参加させていただきました。

講師は京都で金網細工をされている金網つじの辻さんです。


ワークショップではとうふすくいの網の製作をさせてもらいました。

2本の針金を持ち、角度を保ちながらねじる…文章で書くと簡単そうなのですがこれがなかなか難しい!

少しでも気を抜くと六角形はいびつな形になってしまい、そのいびつな六角形の隣も、その隣も…と最後のほうは六角形にすらなっていませんでした。笑

包丁作りにおいて指先を使うということがあまりないので、繊細な職人技に少しだけでも触れられたことは未知の世界に飛び込んだようで、本当にいい経験となりました。

(包丁作りが繊細じゃないわけではないですよ…笑)


とうふすくいをはじめ、金網細工は永く日本の生活を支えてきました。

しかし、安価な外国産の製品が簡単に手に入るようになった現代において、ものづくりの世界はターニングポイントを迎えています。

そのようなことを辻さんに質問してみたところ、「逆にありがたいんです。」という意外な言葉が返ってきました。

「量産品には量産品の、伝統工芸には伝統工芸のそれぞれにしかできないことをしている。だから量産品を脅威とも思わないし、自分たちはただ良いものを作るだけ。」と辻さんはおっしゃっていました。

金網つじさんが掲げている【脇役の品格】という言葉があるのですが、「脇役」という単語とは裏腹に非常に深い信念と自信を感じました。


ワークショップを通して気軽にモノづくりの世界を体感できるのは現代のモノづくりの新しい形かもしれませんね。

これからもいろいろな世界に飛び込んでみたいものです。


【金網つじ】
http://www.kanaamitsuji.com//

【SPinniNG MiLL】
https://www.spinningmill.info/


(芦刃物 ホリバ)




2017/05/02  Comments(35) | Trackback(0)

ゴールデンウィークの営業日のお知らせ(17/04/27)

カテゴリー名:お知らせ


2017年に入ってから早くも4ヶ月が経とうとしています。

芦刃物製作所ではいろいろと状況が変化した4ヶ月でした。

2017年は会社的にも、そして私個人的にも飛躍の一年となりそうです。

少しずつ変化し続ける芦刃物製作所を今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さて、ゴールデンウィークの営業日のお知らせです。

5月1日・2日は通常通り営業をしておりますが、土日祝日は休業させていただきます。

4月29日(土) 休業
4月30日(日) 休業
5月1日(月) 通常営業
5月2日(火) 通常営業
5月3日(水) 休業
5月4日(木) 休業
5月5日(金) 休業
5月6日(土) 休業
5月7日(日) 休業

休業日に関しては店頭での包丁のお買い求め、工場の見学、通信販売、メール等の対応が出来ませんので、ご理解の程よろしくお願い致します。

私はこの連休を利用して帰省をする予定なのですが、実家に帰るとやることがなさすぎて3日もすれば仕事に戻りたくなってしまいます。

(家事を手伝えば?…という声はそっと心にしまってください笑)

時間がありすぎるというのも困りもので、忙しいときに限って「あれがやりたい。これがやりたい。」と思うのに、まとまった時間ができるとなぜか何もできなくなること、ありますよね。

皆さんはGWにどのようなことがしたいですか?

私は実家で飼っている犬の散歩をしたいです。

皆さんにとって有意義な連休となりますように…。


(芦刃物 ホリバ)




2017/04/27  Comments(8) | Trackback(0)

芦刃物あれこれ(8)〜アメリカからの訪問客 (17/04/19)

カテゴリー名:”芦刃物あれこれ”


いまからおよそ10年前、包丁の勉強をするために芦刃物製作所へやってきたアメリカ人がいました。

彼の名前はShehan Prull(シハン・プルール)。

彼は非常に勉強熱心でわずか1年半ほどで包丁の作り方を覚え、独学で日本語を話せるようになっていました。


先日、そのシハンが5年ぶりに日本を訪れてくれました。

彼は幼いころから鍛鉄(鉄を叩いてアート作品や看板を作る技術)を学んでいたので、その仕事の丁寧さと技術の高さは逆に私たちが勉強させてもらうほどです。

今回の来日でも堺の知り合いに看板の製作を頼まれて、その製作をするために毎日のように芦刃物へ来てくれました。

せっかく日本に来たのだから観光でもすればいいのに…とも思いましたが、そこが彼のいいところなのです。笑


「最近、アメリカに新しい工房を構えて包丁を製作しています」と希望に満ちた笑顔で彼は話してくれました。

彼の住むサンタフェという町は多くのアーティストが在住しており、街のいたる所にアート作品が置かれている地域でもあるらしいのです。

近いうちに芦刃物の海外出張レポートが書けたらなぁ…なんて勝手に妄想しております。


ありがたいことにお客様、取引先様を問わず芦刃物では多くの海外の方と交流をさせていただいています。

世界の広さを実感するとともに、日本の包丁が海外でも認められているという現状に慢心せず、責任感を持って仕事に取り組まなければということをシハンが改めて教えてくれたような気がします。


彼の作品は芦刃物製作所や堺伝統産業会館などに展示されているので、もしよかったらご覧ください。


【Shi.han Fine Knives】
http://www.shihanfineknives.com/



(芦刃物 ホリバ)




2017/04/19  Comments(25) | Trackback(0)

堺あれこれ(8)〜働く銀香 No.001(17/04/13)

カテゴリー名:”堺あれこれ”


「堺にあるおいしいお店を教えて」と言われたとき、真っ先に思い浮かぶお店があります。

それは南海電鉄七道駅のすぐ近くにある“焼鳥 城”というお店。

オープンして二年足らずにもかかわらず、週末には予約がなければまず入れないほどの人気店です。

先日私が訪ねた時も、焼鳥のにおいにつられて入店するお客さんが後を絶ちませんでした。

このお店を一言で表すならば、「とにかく美味しい。」

この一言に尽きます。

語彙力の乏しさゆえ、私にはこれ以上の褒め言葉が見つかりません。


その美味しさの秘訣は焼鳥にかける情熱と目に見えないこだわりにあります。

以前和食の修行をしていたという経験に裏打ちされた鳥の刺身は、あっさりしながらも凝縮された鳥のうまみを感じられます。

そして、焼鳥は焼く前に3日間も熟成されているそうで、タレの味に負けない肉本来のうまみが口いっぱいに広がり、もはや左手に持ったビールジョッキを手放すことができなくなってしまいます。

失礼ながら、焼鳥って鶏肉を串に刺して焼いているだけ…だと思っていた時が私にもありました。

いまではそんなこと口が裂けても言えませんが。笑


そんな焼鳥城さんでは、ありがたいことに当社の製品を使っていただいています。

当社の包丁は出来る限り刃の厚みを抑えて製作しているため、野菜を切るのに最適だそうで、その切れ味のおかげで切った野菜が傷みにくいとか。

実際に当社の包丁を使われている方の話を聞くことで、我々にとっても新たな発見があったりします。


「お客さんと直接顔を向き合わせながら焼鳥を作れるのが一番の喜び」と話す城の店長さん。

どんな職業であっても、お客さんに直接感謝を言ってもらえるというのはきっと最高に幸せなことだと思います。

機会があれば焼鳥にかける職人のこだわりをぜひ感じてみてください。

城さん、私の胃袋ともども、今後ともよろしくお願いします。


焼鳥城の詳細はこちら(食べログ)↓
https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27094404/


(芦刃物 ホリバ)




2017/04/13  Comments(0) | Trackback(0)

“春季堺文化財特別公開”のお知らせ(17/03/18)

カテゴリー名:お知らせ


毎年春と秋に行われている堺文化財特別公開が今年も開催されます。

日程は4月1日(土)・2日(日)・8日(土)・9日(日)の4日間にわたって行われ、普段なかなか見ることができない堺の文化的建造物や寺社仏閣などの一般公開をはじめ、妙國寺でのコンサートなど特別な催しが行われます。

そして、芦刃物製作所も「キラリと光る匠の技」として1日(土)と8日(土)に工場の見学をしていただけます。

ここ最近、会場の一部となっている綾ノ町や大道筋の周辺では古くからの町屋の趣を活用した新しいお店が続々とできてきております。

咲き誇る美しい桜並木を眺めながら、町の歴史を感じてみてはいかがでしょうか?


詳しくは堺観光コンベンション協会のホームページをご覧ください。
http://www.sakai-tcb.or.jp/sakaibunkazai/index.php?id=108



2017/03/18  Comments(20) | Trackback(0)

芦刃物あれこれ(7)〜技術 × テクノロジー (17/03/13)

カテゴリー名:”芦刃物あれこれ”


先日、芦刃物製作所は「匠の技術承継事業」というプログラムに参加しました。 

これは熟練の職人の動きをデータ化して、後継者育成に役立てようという試みです。

今回、芦刃物では入社1年目から職人歴50年を超える熟練者まで5人の職人が、最新の機器を身に着けて包丁を研ぐ際の姿勢や体の動かし方、目線などを計測しました。


職人の仕事というと「背中を見て覚えろ」というイメージがあるかもしれません。

かつては私もその覚悟でこの世界に飛び込んできましたが、教育面に関して芦刃物製作所では非常に親切な指導をしてもらっています。

刃物の世界とは全く縁のなかった私が芦刃物に入社して右も左もわからなかった頃、先輩方が1から丁寧に仕事を教えてくれました。

それはいまでも変わらず、どうしてもうまくいかないときにアドバイスを求めると、自分では気が付かなかったコツを教わることが多々あります。


しかし、ものづくりの仕事というのは結局のところ自分の感覚をどれだけ慣れさせるかということもあって、教えてもらったことを実践してもすぐにうまくいくわけではありません。

そこには熟練者と非熟練者が自分でも気が付いていない微妙な力加減の差であったり、体の動かし方、姿勢の違いというものがあると思っています。

なので、今回5人の職人の動きをデータ化することによっていままで気が付かなかったわずかな違いを見ることができることを期待しています。


しかし、人の動きをデータ化するということは、そのデータをもとにロボットがそっくりそのまま同じことができるようになるのでは…なんていう想像をしてしまいます。

近い将来、人間国宝や伝統工芸士といった超一流の職人の技術を搭載したロボットが現れる日が来るかもしれません!

そんなとき、我々人間にしかできないこと、作れないものは何か…と自分に問いかけながら日々精進していきたいものです。

何はともあれ、計測結果が我々に結果が届くのはまだ先になりそうなので楽しみに待ちたいと思います。

芦刃物製作所のさらなる進化にご期待ください^^

(芦刃物 ホリバ)




2017/03/13  Comments(1) | Trackback(0)

雑誌に掲載されました!(2017/03/09)

カテゴリー名:お知らせ


「料理紳士のためのフードエンターテイメントマガジン buono(ブオーノ)」という雑誌に芦刃物が掲載されました!

見開き1ページをぜいたくに使わせてもらい、芦刃物が包丁づくりにかける思いや包丁の製造工程などを知っていただけるようになっています。

出版社の方々には非常に丁寧に取材していただき、芦刃物一同感謝しております。

工場の中を隅から隅まで見ていただいて、刃物づくりの奥深さや面白さを少しでも感じていただけていたらうれしいです。

商品そのものだけではなく、その裏に込められたストーリーを拾い上げてもらえるという機会はなかなかありません。

お客様は主にネット販売で購入される方が多いので、実際に見ていただけない製造工程や職人の姿を知ってもらえるというのは我々としてもとてもありがたいことです。


包丁に関する内容だけで16ページにもわたって掲載されており、包丁選びの基本から包丁の研ぎ方、料理人のこだわりまで内容たっぷりとなっているのですが、さらに今回の特集が「オトコの調理器具2017」ということで、包丁以外にも伝統的な調理器具から最新家電まで紹介されています。

さらに、せいろや鰹節削りの製造工程(もちろん手作りです!)といった普段なかなか見ることができないような解説も掲載されていて、職人魂をくすぐられます。

ぜひ一度実際に見学に行ってみたいものです…。

料理男子に関わらず、料理が好きな人ならばきっと大満足の一冊になっているので是非ご覧ください。


唯一惜しむべきところは、当社の包丁の写真を撮っていただく際に製造工程で目印として貼るマスキングテープを取り忘れていたということ…。

そのまま表紙にまで載せていただいてしまいました。

実際にお客様にお届けする商品にはこのテープは貼っていないのでご安心ください。

嗚呼、恥ずかしい…。


ご購入はこちらからどうぞ↓
http://buono-web.jp/magazine/detail/4257/



2017/03/09  Comments(0) | Trackback(0)

道具あれこれ(5) 〜プレス機 (17/03/02)

カテゴリー名:”道具あれこれ”


冬の厳しい寒さも少しずつやわらぎ、なにやら目と鼻がムズムズとしてきました。
春の訪れとともに花粉症の人間には己の忍耐力を試される季節が近づいてきましたね…。

さて話は変わりますが、芦刃物では刃物製作の全工程を自社にて一貫生産しています。
その工程の一番最初の作業が「型抜き」です。

芦刃物の工場に入って最初に目に入ってくるもの。それが包丁の型抜きをするための大きなプレス機です。
芦刃物ではこのプレス機を使い、包丁を一枚一枚手作業で型抜きしています。
なんとこのプレス機は製造日が57年前(!)なのですが、ひとたび電源を入れるとけたたましい音を立てながら、今でも現役で動いてくれます!
どっしりと力強く構えるその風格、そしてその騒音の大きさは他の追随を許しません!
(近隣にお住いの皆さん、毎度騒々しくて申し訳ありません…)

そして、包丁の材料の厚みは2mm以上にもなるので、プレス機で型抜きをするときの迫力は何度見てもすさまじいです。ただ、それだけ危険な作業でもあるので特に集中して作業しなければなりません。
一歩間違えれば体を失いかねないモノづくりの世界において、技術を習得することももちろん大事ですが、ケガをしないことも職人の大切な仕事であると実感します。

そんな芦刃物の長老的存在のプレス機ですが、ほかにも会社とともに長い年月を過ごしてきた機械や道具がたくさんあります。伝統産業を支えてきた道具たちから刃物の歴史を感じるというのも面白いと思いますよ^^
芦刃物では工場の見学をすることも可能ですので興味のある方はぜひ一度お越しください。

※見学ご希望の方は事前に当社までご連絡をお願いいたします。
  電話番号:072-229-4920
  メール:ginga@ashihamono.com

(芦刃物ホリバ)




2017/03/02  Comments(3) | Trackback(0)

芦刃物あれこれ(6)〜焼き入れをしています(17/03/06)

カテゴリー名:”芦刃物あれこれ”


今日は朝から細長〜い工場の一番奥で包丁の焼き入れという作業をしています。

焼き入れとは、簡単に言うと包丁を硬くして、ものが切れるようにする作業です。

そもそも包丁の材料は「鋼(ハガネ)」といわれる金属の板なのですが、焼き入れをする前は手で曲げられる程度の硬さしかありません。

そのままでは刃を付けてもすぐに切れ味が落ちてしまうため、硬くして切れるようにしなければいけないのです。

そのために、一度火の中に入れて真っ赤にした後、水や油で急激に冷やす「焼き入れ」という作業をするのです。

なぜ焼き入れをすると硬くなるのかというと…かなり専門的な話になってしまうのでそれはまた次の機会に。笑


何はともあれこの焼き入れという作業、1000度近い火の前で作業をするためかなり体力を使います。

そして、包丁の大きさや素材によって火の中に入れる時間も変わるので同時に神経も使う大変な作業なのです。

火なくして包丁作りは成り立ちません。

はたから見たら単純な作業をしているように見えるかもしれませんが、火と向き合い、火を知り、火を操ることができて初めて一人前の鍛冶屋になれるのだと思います。


芦刃物では一度に約200〜300丁の包丁を焼き入れするのですが、月に2・3回程度しか焼き入れは行われないのでなかなかお目にかかることはないと思います。

もし見学に来られた際に運よく焼き入れを見ることができたら、“鋼の板”から“包丁”に生まれ変わるその様子をじっくりとご覧ください^^

(芦刃物ホリバ)





2017/03/06  Comments(2) | Trackback(0)